2012年 12月 02日
神戸でアート |
12月1日
急に冷え込んだ師走第一日。かねてからの予定通り、二つの美術館巡りをしようと神戸へ向かった。最初に訪れたのは、11月にオープンしたばかりの横尾忠則現代美術館。
午後は、がらりと趣を変え、神戸市立博物館で催されているマウリッツハイス美術館展。
何時もなら人の肩越しにしか見ることのできない企画展なのだが、当展覧会は残すところ一か月ということもあり、しかも、寒い一日とあって比較的落ち着いて鑑賞できたのは嬉しかった。
横尾忠則現代美術館
兵庫県西脇市出身の横尾忠則氏からの寄贈、寄託作品を保管、展示しようと旧、兵庫県立近代美術館西館をリニューアルし11月に開館したばかり。国際的にも評価されている横尾芸術の魅力を紹介するとともに様々な分野のアーティストや横尾作品に関連するテーマ展などが企画されるようだ。開館を記念して作られたポスターもこの作家らしさが出ていて、興味深い。私は特にポスターやブックデザインに惹かれるわけだが、グラフィックデザイナーとしての活躍後、1982年には画家として独立、油絵によっても独特の世界を展開している。パフォーマンスという言葉が使われだした頃だったと思うが、大原美術館の講座で、横尾氏とか武満徹氏が来られたのを懐かしく思い出しながら、館内にはいった。
オープンスタジオやショップのある1F
資料の保管、調査、研究のおこなわれるアーカイブルームのある4Fは赤い壁が斬新。その窓からは王寺公園とその背後の六甲の山々が見渡せる(一枚目風景もはこの窓から写す)
「半半復復反復」と題する開館記念展は2F,3Fの展示室で催されている。
正直、当作家の油絵を直に見たのは初めてかもしれない・・・と思いながら色彩と描写力にあふれた力強い作品を見て回った。「作品は年代を追って展開するもの」「美術作品にとって唯一無二のオリジナリティーこそが重要である」といった常識に対する批判精神に裏打ちされているという横尾忠則独自の姿勢を実感しながら鑑賞した。
「半半復復反復」それは既存のイメージを描きだす模写であり、特定モチーフの繰り返しと変貌であり、コラージュであり・・・・絵の好き嫌いは別にしてその試みの独自性に興味をひかれた展覧会だった。
マウリッツハイス美術館展 (神戸市立博物館)
ハーグにある王立美術館は17世紀オランダ・フランドル絵画の名品が集められ、ナッサウ伯、ヨーハン・マウリッツの邸宅を使って1822年に開館された。今回はその中から約50点が出品されている。
中心となる展示はやはり人気の高いフェルメールの「真珠の耳飾りの少女」であった。私がこの絵を初めて知ったのはずいぶん前、大阪市立美術館で展示された際の絵ハガキを姪が送ってくれた時であった。フェルメールの人物画には人物を取り巻く背景とともに何かを物語るというイメージがあったのだが、その中にあって、この絵は特殊である。暗い背景の中に少女の存在を浮かび上がらせている。この少女を被写体として追い求めた画家の目が少女の表情、目の光からも、視線からもうかがえる。しかしなんといってもこの絵の素晴らしさは絞り込んだ色彩表現とターバンの美しさであろう。ラピスラズリを使ったフェルメールブルーは、思った以上に澄んでいて、思った以上に自然である。布の端や、ゆったりした衣服の黄色が青との補色関係で一層青を引き立てている。襟の白のなんと美しいことだろう。やはり、写真で見るのとはちがった本物の品格が伝わってきてこれ一点だけでも足を運ぶ値打ちがあるというものだ。
その他に、印象に残ったのは、構図の妙に目を奪われたルーベンスの聖母被昇天、
ライスダ―ルの「ペントハイム城の眺望」、重厚なレンブラントの[自画像」であった。
六甲山へ
展覧会が比較的スムーズに楽しめた。というより絵から距離をとってみるという点で人波に左右されずに全体をさらっと見回す。好きなものだけじっくり見る。いちいち解説は読まないといったような私の鑑賞の仕方がそうなったということではあるんだが・・・・
時間はまだたっぷりあるので六甲山へでも行ってみようということになった。スカイラインの紅葉はもう最盛期を過ぎてはいたが、昔たどったドライブウエイを懐かしく走った。
山頂に着いた頃から、急に雪が舞いだした。気温は2度。六甲ガーデンテラスで、神戸の展望を楽しみながらデザートセットとコーヒーで温まり、霧に包まれないうちにと早々に下山した。
午後は、がらりと趣を変え、神戸市立博物館で催されているマウリッツハイス美術館展。
何時もなら人の肩越しにしか見ることのできない企画展なのだが、当展覧会は残すところ一か月ということもあり、しかも、寒い一日とあって比較的落ち着いて鑑賞できたのは嬉しかった。
兵庫県西脇市出身の横尾忠則氏からの寄贈、寄託作品を保管、展示しようと旧、兵庫県立近代美術館西館をリニューアルし11月に開館したばかり。国際的にも評価されている横尾芸術の魅力を紹介するとともに様々な分野のアーティストや横尾作品に関連するテーマ展などが企画されるようだ。開館を記念して作られたポスターもこの作家らしさが出ていて、興味深い。私は特にポスターやブックデザインに惹かれるわけだが、グラフィックデザイナーとしての活躍後、1982年には画家として独立、油絵によっても独特の世界を展開している。パフォーマンスという言葉が使われだした頃だったと思うが、大原美術館の講座で、横尾氏とか武満徹氏が来られたのを懐かしく思い出しながら、館内にはいった。
オープンスタジオやショップのある1F
「半半復復反復」それは既存のイメージを描きだす模写であり、特定モチーフの繰り返しと変貌であり、コラージュであり・・・・絵の好き嫌いは別にしてその試みの独自性に興味をひかれた展覧会だった。
ハーグにある王立美術館は17世紀オランダ・フランドル絵画の名品が集められ、ナッサウ伯、ヨーハン・マウリッツの邸宅を使って1822年に開館された。今回はその中から約50点が出品されている。
その他に、印象に残ったのは、構図の妙に目を奪われたルーベンスの聖母被昇天、
ライスダ―ルの「ペントハイム城の眺望」、重厚なレンブラントの[自画像」であった。
展覧会が比較的スムーズに楽しめた。というより絵から距離をとってみるという点で人波に左右されずに全体をさらっと見回す。好きなものだけじっくり見る。いちいち解説は読まないといったような私の鑑賞の仕方がそうなったということではあるんだが・・・・
時間はまだたっぷりあるので六甲山へでも行ってみようということになった。スカイラインの紅葉はもう最盛期を過ぎてはいたが、昔たどったドライブウエイを懐かしく走った。
山頂に着いた頃から、急に雪が舞いだした。気温は2度。六甲ガーデンテラスで、神戸の展望を楽しみながらデザートセットとコーヒーで温まり、霧に包まれないうちにと早々に下山した。
by blue-robin2
| 2012-12-02 23:02
| 美術工芸
|
Comments(16)
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siawasekun
at 2012-12-03 01:52
x
おはようございます♪♪
神戸でアート、・・・・・・。
珍しいショットをいろいろ見せていただき、嬉しかったです。
見せていただき、siawase気分です。
楽しめました。
ありがとうございました。
いつも、心あたたまるコメント&応援ポチに、心より、恐縮、深謝です。
神戸でアート、・・・・・・。
珍しいショットをいろいろ見せていただき、嬉しかったです。
見せていただき、siawase気分です。
楽しめました。
ありがとうございました。
いつも、心あたたまるコメント&応援ポチに、心より、恐縮、深謝です。
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blue-robin2 at 2012-12-03 10:09
siawasekunさん おはようございます。
みたいと思える展覧会は東京、京都、神戸、広島、博多でしょうか。もっとも私のこのみですが・・・というわけで、神戸にはよく足を運びます。
楽しんでくださりありがとうございます。
みたいと思える展覧会は東京、京都、神戸、広島、博多でしょうか。もっとも私のこのみですが・・・というわけで、神戸にはよく足を運びます。
楽しんでくださりありがとうございます。
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田舎の番人
at 2012-12-03 16:20
x
こんにちは~
神戸でアート! 憧れますね~ 横尾忠則 独特の絵ですよね よく週刊誌などで見たことがあります 二つの美術館巡りされたのですね
番人も一人で行きたいな (^_^) 「真珠の耳飾りの少女」番人もはがきを福山美術館で買って額に入れて飾っています Nakatsujiさんの解説通り 目線も表情もまたターバンの色! その通りだと思いました
いま目の前にその額がありそれを見ながらカキコしています(^_^)
あの「真珠の
神戸でアート! 憧れますね~ 横尾忠則 独特の絵ですよね よく週刊誌などで見たことがあります 二つの美術館巡りされたのですね
番人も一人で行きたいな (^_^) 「真珠の耳飾りの少女」番人もはがきを福山美術館で買って額に入れて飾っています Nakatsujiさんの解説通り 目線も表情もまたターバンの色! その通りだと思いました
いま目の前にその額がありそれを見ながらカキコしています(^_^)
あの「真珠の
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blue-robin2 at 2012-12-03 18:33
番人さん こんばんは
背景の黒も何色も重ねた末にできた黒なんだそうでそれだけに深みがありました。ターバンのウルトラマリンは修復の際に解ったそうですが、かなり純度が高かったんだそうで、昔は油絵具も画家自身が調合していたようなので高価なラピスラズリをたくさん使っていたということで、画家としてそう恵まれていなかったフェルメールの絵に対するこだわりが感じられますね。
横尾忠則はなかなかおもしろかったです。
背景の黒も何色も重ねた末にできた黒なんだそうでそれだけに深みがありました。ターバンのウルトラマリンは修復の際に解ったそうですが、かなり純度が高かったんだそうで、昔は油絵具も画家自身が調合していたようなので高価なラピスラズリをたくさん使っていたということで、画家としてそう恵まれていなかったフェルメールの絵に対するこだわりが感じられますね。
横尾忠則はなかなかおもしろかったです。
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chiyoko-mimi at 2012-12-03 20:03
ご無沙汰してすみません
美術館めぐり素敵ですね
私も以前は良く出かけました。最近すっかりご無沙汰です
心落ち付く時間を過ごされて羨ましいです
↓ 素敵な織物出来上がりましたね
染めからなさるなんて、気の遠くなるような時間を使われて真心のこもった作品が出来ましたね
美術館めぐり素敵ですね
私も以前は良く出かけました。最近すっかりご無沙汰です
心落ち付く時間を過ごされて羨ましいです
↓ 素敵な織物出来上がりましたね
染めからなさるなんて、気の遠くなるような時間を使われて真心のこもった作品が出来ましたね
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koba222 at 2012-12-03 21:25
横尾忠則現代美術館がオープンしたのですね。
彼は個性の強い方でしたが
それだけに独特の雰囲気があるようでした。
フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」
フェルメールブルーは評判となりましたが
世界中を探して回った先生がおられましたね。
じっと見つめるほど吸い込まれそうな目
いいものはただ前に立ち尽くすだけで幸せです。
彼は個性の強い方でしたが
それだけに独特の雰囲気があるようでした。
フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」
フェルメールブルーは評判となりましたが
世界中を探して回った先生がおられましたね。
じっと見つめるほど吸い込まれそうな目
いいものはただ前に立ち尽くすだけで幸せです。
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timata-sn at 2012-12-03 21:35
blue-robin2さん こんばんは
今日も良いお天気でしたが、夕方から雨に成りましたね。
神戸でアート 横尾忠則現代美術館へ行かれたのですね。
私は何かの本で少しだけ見た事のある程度なので
詳しい事は全く解らないのでお恥ずかしいですよ。
マウリッツハイス美術館展にも回られたのですね。
フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」はブロ友さんの所で
見た様に思います。
これだけでもゆっくりと観に行く価値のある絵なんですね。
六高山へも登られたのですね。
お天気が良いと神戸の街が見えて良いですよね。
私は4~5年前にバス旅行で神戸に行った時に上りましたが、
ガスが掛かって全く見る事が出来なかった事を思い出して居ますよ。
今日も良いお天気でしたが、夕方から雨に成りましたね。
神戸でアート 横尾忠則現代美術館へ行かれたのですね。
私は何かの本で少しだけ見た事のある程度なので
詳しい事は全く解らないのでお恥ずかしいですよ。
マウリッツハイス美術館展にも回られたのですね。
フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」はブロ友さんの所で
見た様に思います。
これだけでもゆっくりと観に行く価値のある絵なんですね。
六高山へも登られたのですね。
お天気が良いと神戸の街が見えて良いですよね。
私は4~5年前にバス旅行で神戸に行った時に上りましたが、
ガスが掛かって全く見る事が出来なかった事を思い出して居ますよ。
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blue-robin2 at 2012-12-03 22:28
chiyoko-mimiさん こんばんは
ちょっと前までは出かけるといえば、山と展覧会でした(笑)
たまにはいいものです。
織り物も見てくださりありがとうございます。
手間はかかりますが、手間をかけることを楽しんでいます。
ちょっと前までは出かけるといえば、山と展覧会でした(笑)
たまにはいいものです。
織り物も見てくださりありがとうございます。
手間はかかりますが、手間をかけることを楽しんでいます。
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blue-robin2 at 2012-12-03 22:31
92robinさん
お知らせありがとうございます。
思いがけないことでちょっと面喰ってしまいましたが、お問い合わせの件は92robinさんのブログへお返事させていただきました
お知らせありがとうございます。
思いがけないことでちょっと面喰ってしまいましたが、お問い合わせの件は92robinさんのブログへお返事させていただきました
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92robin at 2012-12-03 23:48
私も大変戸惑いました。
まったく縁もゆかりもない方から突然な内容でコメントをいただきましたから。
当人さまには、なにかの間違いでは?とお尋ねしましたが、間違いないとおっしゃる。
結局はリンクミスということですね。
まったく縁もゆかりもない方から突然な内容でコメントをいただきましたから。
当人さまには、なにかの間違いでは?とお尋ねしましたが、間違いないとおっしゃる。
結局はリンクミスということですね。
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blue-robin2 at 2012-12-04 00:04
92robinさん
原因不明ですが間違ったURLが記憶されていたようで結果的に迷惑かけたようです。
原因不明ですが間違ったURLが記憶されていたようで結果的に迷惑かけたようです。
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blue-robin2 at 2012-12-04 00:43
koba222さん こんばんは
横尾忠則氏を御存じなんですか。
独特の個性で、日本の現代美術を代表するお一人のようですね。
いいものはただ前に立ちつくすだけで幸せ。
確かにそうですね。絵の鑑賞において、自分の感性に訴えてくるもの
を大切にするというのが本来の見方だと思うんですが、
ちょっと絵を描いていた頃もあってついつい分析してしまうのがわたしのくせになっています(笑)
横尾忠則氏を御存じなんですか。
独特の個性で、日本の現代美術を代表するお一人のようですね。
いいものはただ前に立ちつくすだけで幸せ。
確かにそうですね。絵の鑑賞において、自分の感性に訴えてくるもの
を大切にするというのが本来の見方だと思うんですが、
ちょっと絵を描いていた頃もあってついつい分析してしまうのがわたしのくせになっています(笑)
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blue-robin2 at 2012-12-04 01:04
timata-snさん こんばんは
横尾忠則氏に関しては私もそう多くを知りません。
ただその発想の豊かさに驚くばかりです。現代美術にはイメージということが一番大事だと思うので見ていて楽しい展覧会でした。
17世紀の巨匠たちの作品は見ごたえがありました。
私はどちらかと言えば一人の作家の展覧会というのが好きなんですが、たまにはこういったのもいいものです。肖像画、風景画、静物画、風俗画、歴史画とジャンルごとの展示方法が見やすくてよかったです。
六甲はきっと夜景が素晴らしいと思います。この日はガスってきたのでむりでしたが・・・・。
横尾忠則氏に関しては私もそう多くを知りません。
ただその発想の豊かさに驚くばかりです。現代美術にはイメージということが一番大事だと思うので見ていて楽しい展覧会でした。
17世紀の巨匠たちの作品は見ごたえがありました。
私はどちらかと言えば一人の作家の展覧会というのが好きなんですが、たまにはこういったのもいいものです。肖像画、風景画、静物画、風俗画、歴史画とジャンルごとの展示方法が見やすくてよかったです。
六甲はきっと夜景が素晴らしいと思います。この日はガスってきたのでむりでしたが・・・・。
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siawasekun
at 2012-12-04 01:50
x
blue-robin2さん
おはようございます♪♪
いつもながら、コメント&応援ポチに、心より、恐縮、深謝です。
おはようございます♪♪
いつもながら、コメント&応援ポチに、心より、恐縮、深謝です。
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Snufkin_001 at 2012-12-05 18:14
こんばんは。
神戸の美術館巡りに行かれたのですね。
フェルメールの真珠の耳飾りの少女は、見てみたいと思いながら
未だに足を運んでない状態です。
こうやって写真で見ているのと、本当の絵を見るのではずいぶん違うのでしょうね。
行ってみたいと思っていても、なかなか思うようにならないのが残念です。
最後の六甲山からのお写真は雪が舞っているせいか、渋い色合いが
何処かの絵画の様にステキです。
神戸の美術館巡りに行かれたのですね。
フェルメールの真珠の耳飾りの少女は、見てみたいと思いながら
未だに足を運んでない状態です。
こうやって写真で見ているのと、本当の絵を見るのではずいぶん違うのでしょうね。
行ってみたいと思っていても、なかなか思うようにならないのが残念です。
最後の六甲山からのお写真は雪が舞っているせいか、渋い色合いが
何処かの絵画の様にステキです。
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blue-robin2 at 2012-12-06 11:59
Snufkin-110さん こんにちは
もし行かれるんでしたら、来年の1月6日までです。
今、マウリッツハイス美術館が改修工事に入っていて、そのためにこの展覧会が実現したと解説にありました。いい機会ですので時間がとれましたら行かれるといいと思います。やはり実物は、写真にはない落ち着きがあって素敵です。
最後の写真、私もこの日見たヤーコプ・ファン・ライスダールの風景との共通性を感じています。
もし行かれるんでしたら、来年の1月6日までです。
今、マウリッツハイス美術館が改修工事に入っていて、そのためにこの展覧会が実現したと解説にありました。いい機会ですので時間がとれましたら行かれるといいと思います。やはり実物は、写真にはない落ち着きがあって素敵です。
最後の写真、私もこの日見たヤーコプ・ファン・ライスダールの風景との共通性を感じています。