2011年 11月 27日
当尾のさと 「山里を行く」 |
11月26日
浄瑠璃寺拝観の後、岩船寺までの里山を野仏や磨崖仏を訪ねながらたどった。
12時ころから歩き始めたが、道路わきの ながおの阿弥陀(2)が石仏巡りの出発点。その先、
浄瑠璃寺奥の院へは山中に入り、谷へと下っていく。4本丸太のかけ橋でこわごわ急流を渡ると
竹林を背景に、不動明王石像と二体の童子像(1)がならび、滝の音が一瞬とまるかのような
荘厳さが漂う。急な坂道を登り返し、竹林と一面のフユイチゴを眺めて昼食タイム。
再び、車道を北へと進む。 椎の木陰で椎の実拾いの女性と出会う。炒るとはじけて白い実がとてもおいしいのだとか。こういった出会いも歩いていてこそで、しばし話し込む。
府道沿いには、数え切れないほどの西小無縁地蔵(3)たかの坊地蔵(4)西小やけ仏(5)と次々野仏が現れ、往時(鎌倉時代)の繁栄ぶりがうかがえる。周りは緩やかな棚田の広がる田園地帯だ。農家の軒先で手作り漬物などが売られている。
府道を離れ今度は南へとゆるやかに登っていく。杉林の中に周りを赤く染めてもみじが紅葉している。谷を隔てた向こうには当尾最大の磨崖仏、大門仏谷丈六阿弥陀如来像(6)が、葉影を映して光っている。遠くて大きさは実感できないが、2.5メートルはあるそうな。
空をおおう「もみじ」
さらに山道を登る。ガイド本にのっていた逆コースのほうが楽だったかもしれないなどと思いながら黙々と歩く。山中で周辺から集められたという石仏群(1)に出会う。しばらく行くと集落があり、その一角に、首切地蔵(3)が・・・深くくびれているからだとも刑場だったからだといった記述もありなんだか気味が悪い。再び、車道に出て、車道わきで、制作年代のわかるもので一番古い
(1262年)とされるやぶの中三尊(2)と出会う。苔むした様子が歳月を感じさせる。車道を西へ進み、あたご灯籠(4)のあるところで再び山道に。
岩船寺の標識が表れ、しばらく登ると、道端の大岩の二面に、地蔵菩薩と阿弥陀如来(6・7)が彫られている。かなり繊細だ。カラスの壺(5)と記された直径1メートルほどの岩も転がっている。礎石だろうが、カラスの水飲み場と誰かが想像したのかもしれない。
さらに登ると、正面小高い所に白く輝く岩が見える。近づくと三体の仏像が彫られている。笑ったように見えるところから わらい仏(8)というそうだ。振り返ると山々の向こうに煙たなびく里が見える。遠い里を眺めて微笑んでるのだろうか~
急な自然石の石段を登っていくと、ちょっと下ったところの岩壁に、不動明王磨崖仏(9)がある。にらみつけたような迫力ある形相で、今回巡った石仏中、一番気に入った。その先、登りきったところが岩船寺だ。2時45分ごろの到着だった。
近鉄奈良方面へと乗り継ぎのできるバスを確認し、岩船寺の山門をくぐった。
写真、内容は重複しますが寺の歴史など補足してホームページにも載せました。
space-t →更新情報→当尾のさと
浄瑠璃寺拝観の後、岩船寺までの里山を野仏や磨崖仏を訪ねながらたどった。
12時ころから歩き始めたが、道路わきの ながおの阿弥陀(2)が石仏巡りの出発点。その先、
浄瑠璃寺奥の院へは山中に入り、谷へと下っていく。4本丸太のかけ橋でこわごわ急流を渡ると
竹林を背景に、不動明王石像と二体の童子像(1)がならび、滝の音が一瞬とまるかのような
荘厳さが漂う。急な坂道を登り返し、竹林と一面のフユイチゴを眺めて昼食タイム。
再び、車道を北へと進む。 椎の木陰で椎の実拾いの女性と出会う。炒るとはじけて白い実がとてもおいしいのだとか。こういった出会いも歩いていてこそで、しばし話し込む。
府道沿いには、数え切れないほどの西小無縁地蔵(3)たかの坊地蔵(4)西小やけ仏(5)と次々野仏が現れ、往時(鎌倉時代)の繁栄ぶりがうかがえる。周りは緩やかな棚田の広がる田園地帯だ。農家の軒先で手作り漬物などが売られている。
府道を離れ今度は南へとゆるやかに登っていく。杉林の中に周りを赤く染めてもみじが紅葉している。谷を隔てた向こうには当尾最大の磨崖仏、大門仏谷丈六阿弥陀如来像(6)が、葉影を映して光っている。遠くて大きさは実感できないが、2.5メートルはあるそうな。
空をおおう「もみじ」
さらに山道を登る。ガイド本にのっていた逆コースのほうが楽だったかもしれないなどと思いながら黙々と歩く。山中で周辺から集められたという石仏群(1)に出会う。しばらく行くと集落があり、その一角に、首切地蔵(3)が・・・深くくびれているからだとも刑場だったからだといった記述もありなんだか気味が悪い。再び、車道に出て、車道わきで、制作年代のわかるもので一番古い
(1262年)とされるやぶの中三尊(2)と出会う。苔むした様子が歳月を感じさせる。車道を西へ進み、あたご灯籠(4)のあるところで再び山道に。
岩船寺の標識が表れ、しばらく登ると、道端の大岩の二面に、地蔵菩薩と阿弥陀如来(6・7)が彫られている。かなり繊細だ。カラスの壺(5)と記された直径1メートルほどの岩も転がっている。礎石だろうが、カラスの水飲み場と誰かが想像したのかもしれない。
さらに登ると、正面小高い所に白く輝く岩が見える。近づくと三体の仏像が彫られている。笑ったように見えるところから わらい仏(8)というそうだ。振り返ると山々の向こうに煙たなびく里が見える。遠い里を眺めて微笑んでるのだろうか~
急な自然石の石段を登っていくと、ちょっと下ったところの岩壁に、不動明王磨崖仏(9)がある。にらみつけたような迫力ある形相で、今回巡った石仏中、一番気に入った。その先、登りきったところが岩船寺だ。2時45分ごろの到着だった。
近鉄奈良方面へと乗り継ぎのできるバスを確認し、岩船寺の山門をくぐった。
写真、内容は重複しますが寺の歴史など補足してホームページにも載せました。
space-t →更新情報→当尾のさと
by blue-robin2
| 2011-11-27 23:00
| 旅
|
Comments(3)
Commented
by
あんず
at 2011-11-28 09:29
x
里山歩きは何時も拝見していて、実に気持ちが良くて心が解放されるようですね。
出来そうで出来ないなって思いながら拝見しているのですが、やはりガイド本などで情報を得られるのですね。
同じ歩くのでも只だらだらと歩くのでは何も得るものはありませんが、色々な野仏や磨崖仏などを訪ねながらだと、色んな顔がありますから元気も貰ったり、気持ちが穏やかになったりするように思います。
そして、道中で目にする紅葉は何と力強くて美しいのでしょう!
自然の懐にすっぽり包まれたようで良いですね。
この所、ちょっと離れかけている自然の美しさに触れてみたくなりました。
良い旅見せて頂きました。
出来そうで出来ないなって思いながら拝見しているのですが、やはりガイド本などで情報を得られるのですね。
同じ歩くのでも只だらだらと歩くのでは何も得るものはありませんが、色々な野仏や磨崖仏などを訪ねながらだと、色んな顔がありますから元気も貰ったり、気持ちが穏やかになったりするように思います。
そして、道中で目にする紅葉は何と力強くて美しいのでしょう!
自然の懐にすっぽり包まれたようで良いですね。
この所、ちょっと離れかけている自然の美しさに触れてみたくなりました。
良い旅見せて頂きました。
Commented
by
blue-robin2 at 2011-11-28 17:59
>あんずさん
県内の里山は1/25,000の地図で道を選んで歩いていますが、京都や奈良の場合は「歩く地図」なんていうガイド本を参考にしています。目印になるものや所要時間も書きこまれているので特にこういった辺鄙なところではバスの時刻の都合や拝観受付時間のこともあるので安心です。春、秋なら野草で十分ですが、せっかく歩くんだったら何かポイントを決めてというのがいいですね。この紅葉は空をふさがんばかりの大木でした。
旅のページというのは私の場合ホームページで作り慣れていて。ちょっと内容つけたしたりして、あちらにも載せました。ほとんど同じなんですが・・・・まあ自己満足です(笑)
県内の里山は1/25,000の地図で道を選んで歩いていますが、京都や奈良の場合は「歩く地図」なんていうガイド本を参考にしています。目印になるものや所要時間も書きこまれているので特にこういった辺鄙なところではバスの時刻の都合や拝観受付時間のこともあるので安心です。春、秋なら野草で十分ですが、せっかく歩くんだったら何かポイントを決めてというのがいいですね。この紅葉は空をふさがんばかりの大木でした。
旅のページというのは私の場合ホームページで作り慣れていて。ちょっと内容つけたしたりして、あちらにも載せました。ほとんど同じなんですが・・・・まあ自己満足です(笑)
50 mg viagra
<a href=https://viagaratime.com/>viagra sildenafil</a>
va viagra
where can i order generic viagra <a href=https://viagaratime.com/>generic viagra 50mg</a> viagra vs cialis dosages
<a href=https://viagaratime.com/>viagra sildenafil</a>
va viagra
where can i order generic viagra <a href=https://viagaratime.com/>generic viagra 50mg</a> viagra vs cialis dosages