2011年 10月 21日
天神山 |
10月20日
なだらかな丘陵地の連なる吉備高原の中にあって、岩場の点在する天神山(778m)は古くから
ベンガラで栄えた吹屋と谷一つ隔てた西に位置する。道路沿いの登山口から入山すると、やがてせせらぎの音が聞こえ、澄んだ清流の流れる沢沿いを登る。道には赤茶けた岩がごろごろしている。鉄分を多く含んでいるのだろう。 うっそうとした杉木立の中を進み、やがて老木がそびえ立つ雑木林に代わると階段状の登山道が延々とつづき高度をあげて行く。周囲は苔むした岩がそびえ立ち、岩山の様子があらわになってくる。 やがて周辺が明るくなり、行く手に指導標が見えてくると山頂も近い。標高差500m強を一気に登り続け、大汗を絞ったが樹林帯のあるきに疲れはない。先ずは天神神社を通りぬけ展望のいい鈴振嶽(778)へ登る。思った以上の高度感と雄大な風景が広がっている。一坪程の頂上には大理石の山頂方位盤が置かれ、真北の大山から時計回りに蒜山、津山、吹屋、吉備高原、岡山、倉敷、坂出、福山、広島、東城・・・・と360度の展望だ。ぬけるような青空とはいえ、さすがに遠くは霞んでいて、大山は見えなかったが、東の山懐に赤いベンガラ色の吹屋の集落を確認、なだらかな吉備高原をゆったりと見渡した。
鈴振嶽で風景を堪能した後、指導標まで引き返し山頂方向へ登る。三角点のある山頂は林の中にありまるで見晴らしがない。 帰りは、登ってきた道をゆったりとくだった。
天神山で見た赤い実は図鑑で調べるとソヨゴとウラジロノキだった。
なだらかな丘陵地の連なる吉備高原の中にあって、岩場の点在する天神山(778m)は古くから
ベンガラで栄えた吹屋と谷一つ隔てた西に位置する。道路沿いの登山口から入山すると、やがてせせらぎの音が聞こえ、澄んだ清流の流れる沢沿いを登る。道には赤茶けた岩がごろごろしている。鉄分を多く含んでいるのだろう。
鈴振嶽で風景を堪能した後、指導標まで引き返し山頂方向へ登る。三角点のある山頂は林の中にありまるで見晴らしがない。 帰りは、登ってきた道をゆったりとくだった。
天神山で見た赤い実は図鑑で調べるとソヨゴとウラジロノキだった。
by blue-robin2
| 2011-10-21 06:31
| 山、里山、湿原歩き
|
Comments(4)
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あんず
at 2011-10-21 14:38
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何故か週末が近付くと天気が悪くなりますね。
天神山へ行かれたそうですが、実は八月の無明谷へ行く途中でここへ行ったのですよ。
駐車場もあるし手ごろかなって思って歩いたのは良いのですが、頂上まで1700mの表示から引き返しました。
私の超苦手なマムシに遭遇して、慌てて逃げ出したのですが、季節が今だと大丈夫のようですね。
確かにここも歩くのは結構大変ですよね。
でも上からの景色はすばらしいのですね。
赤みがかかった一番下の写真は正に秋の訪れを感じる良い写真ですね。
青い空に浮かぶ雲の風景は本当に気持ちがふぁ~となって良いものです。
実は中々見わけが付かなくて写真に撮っても調べるのに難儀しますが、何時もきちんと調べられていて教えて頂けます。
天神山へ行かれたそうですが、実は八月の無明谷へ行く途中でここへ行ったのですよ。
駐車場もあるし手ごろかなって思って歩いたのは良いのですが、頂上まで1700mの表示から引き返しました。
私の超苦手なマムシに遭遇して、慌てて逃げ出したのですが、季節が今だと大丈夫のようですね。
確かにここも歩くのは結構大変ですよね。
でも上からの景色はすばらしいのですね。
赤みがかかった一番下の写真は正に秋の訪れを感じる良い写真ですね。
青い空に浮かぶ雲の風景は本当に気持ちがふぁ~となって良いものです。
実は中々見わけが付かなくて写真に撮っても調べるのに難儀しますが、何時もきちんと調べられていて教えて頂けます。
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Nakatsuji
at 2011-10-21 15:51
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あんずさん こんにちは
この山は樹林の中を進むとはいえ、県中部ですからやはり夏は暑くて大変だったことでしょう。実は、以前にも登ったことがあり、その時は上の神社の軒下に大きなスズメバチの巣があったという記憶があり、9月はひかえていたのですが、今回は大丈夫でした。沢沿いというのはヘビも多いので要注意ですが、せっかく登り始められたのに残念でしたね。
まあ、県北の1000メートル級以上に比べれば展望する山々もダイナミックさには欠けますが360度の展望は見事です。ちょうど向かいにある明星崖は紅葉が始まっていて美しかったです。
野草以上に樹木の見分けは難しいですね。今回もソヨゴはすぐわかったのですが、下の赤にナシのような点々の入った実をアズキナシと思っていました。よく調べると、実は全く似ているが葉の鋸歯の粗さからウラジロノキであろうということに決めました・・・。
この山は樹林の中を進むとはいえ、県中部ですからやはり夏は暑くて大変だったことでしょう。実は、以前にも登ったことがあり、その時は上の神社の軒下に大きなスズメバチの巣があったという記憶があり、9月はひかえていたのですが、今回は大丈夫でした。沢沿いというのはヘビも多いので要注意ですが、せっかく登り始められたのに残念でしたね。
まあ、県北の1000メートル級以上に比べれば展望する山々もダイナミックさには欠けますが360度の展望は見事です。ちょうど向かいにある明星崖は紅葉が始まっていて美しかったです。
野草以上に樹木の見分けは難しいですね。今回もソヨゴはすぐわかったのですが、下の赤にナシのような点々の入った実をアズキナシと思っていました。よく調べると、実は全く似ているが葉の鋸歯の粗さからウラジロノキであろうということに決めました・・・。
ベンガルという言葉が以前聞きながら理解できなかった。
検索・・・アァあ・・・おの色・・・と笑い出してしまった。また歳のせいにしてしまった・・・爺。
☆べんがるや やや赤らみて 滝の石
森を進む。峠を越える。青い空いい気持ち。リフレッシュ。
展望が見事、
☆ 秋色や 峠を越えて 深呼吸
検索・・・アァあ・・・おの色・・・と笑い出してしまった。また歳のせいにしてしまった・・・爺。
☆べんがるや やや赤らみて 滝の石
森を進む。峠を越える。青い空いい気持ち。リフレッシュ。
展望が見事、
☆ 秋色や 峠を越えて 深呼吸
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Nakatsuji
at 2011-10-21 18:25
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縄文人さん こんばんは
ベンガル!!!????それじゃ、虎じゃないかいなとばかり。。。私、「ラ」と「ル」を書き間違えたのかと一瞬ヒヤッとしましたよ~~ああよかった。私の間違いじゃなくて、縄文人さんの見間違い。漢字では弁柄…しかし、ベンガルでも実はいいんです。全くの無縁ということでもなく、インドのベンガル地方で産した顔料ということのようです。
もっとも、俳句を拝見すると縄文人さん、とっくにおわかりです!さすが!
気持ちのいい青空でした!
ベンガル!!!????それじゃ、虎じゃないかいなとばかり。。。私、「ラ」と「ル」を書き間違えたのかと一瞬ヒヤッとしましたよ~~ああよかった。私の間違いじゃなくて、縄文人さんの見間違い。漢字では弁柄…しかし、ベンガルでも実はいいんです。全くの無縁ということでもなく、インドのベンガル地方で産した顔料ということのようです。
もっとも、俳句を拝見すると縄文人さん、とっくにおわかりです!さすが!
気持ちのいい青空でした!